さて、明後日は父の日ですが、わが家では先週まで3週連続運動会でした。
お陰様なのか、誰かの行いが良いのかわかりませんが、天気にも恵まれ予定通り大きな怪我なく終わって(なおかつ楽しめて)、大変良かったです。
で、3週連続で様々な競技をみていたのですが、中1の長女の運動会で、気になることがありました。
5クラス対抗で台風の目という競技をしていたのですが、最後のアンカーの時点で長女のクラスは僅差の2位。
ビデオを写しながら大興奮だったのですが、最後に大どんでん返しがまっていました。
長女のクラスは隣の1位のクラスを気にし、何人かの学生がよそ見をしてしまったんですね。
そのせいで、ミスが生じ、気が付くと僅差で3位にいたチームが一気に抜き去り、ゴールした時点では抜かれて3位になってしまったんです。
これを見ていて、色々と考えたんです。
なんで他者(相手)を気にしちゃうんだろうって。
基本的に運動会でも、人生でも、そして試験(テスト)でも、一番の戦う相手は実は自分だったりします。
それなのに、自分を見つめず、相手のことを気にしてしまう。
子供でも、大人でも、よくあるミスなんですよね。
相手なんか気にしている場合じゃないのに、よそ見なんかしている場合じゃないのに、それなのに気にしちゃう。
ほんとに目を向けるべき相手は自分なのに、全力を尽くさず怠けたがる弱い自分を見つめるべきなのに・・・。
獣医師国家試験は自分との闘いの試験です。
自分が合格レベルにいったかどうかの試験で、他の受験生の点数は自分の合否にまったく関係ないんです。
満点を取る人がいたって、0点の人がいたって、どうでもよいんです。
自分が必須問題で7割以上、学説と実地で合計が6割以上とれば、自動的に合格する試験なんですよね。
それなのに・・・自分以外の受験生を気にしちゃうのはなぜなんでしょう。
よそ見してる場合じゃないんですよね。
自分より成績が良い人が気になる気持ちは分かりますが、集中力が下がると、長女のクラスのようにミスが出るんじゃないでしょうか?
運動会をみていて、やっぱり勉強とスポーツは共通点が多いなって思いました。
受験生の皆さんが気にすべきは「自分」です。
現役生、既卒生、そんなくくりなんかどうでもよいんですよ。
これから、試験本番までまだ時間がたっぷりありますが、試験が近づくにつれ、あっちをチラホラ、こっちをチラホラ気にする人が出てきます。
そんな心理状態では、やっぱり駄目なんですよね。
「愚者は他者を気にし、他者ばかりを見つめ、賢者は己を見つめる」って言葉がありましたが、まさにそれですね。
ちなみに、長女の運動会ではオチがありまして、1位でゴールしたチームが途中で反則があって失格となって、長女のクラスは3位から繰り上がり、2位になりました。
1位でゴールしたクラスは、下位のクラスを気にしすぎるあまり、追い上げてくる相手チームを気にするあまり、焦っちゃったんでしょうね。
成績が下位の人は上位の人を気にし、上位の人は下位の人を気にしちゃうものなんでしょう。
結局、立ち位置の問題ではなく、普段から自分を見つめる練習をしていないと、成績上位者も下位者もミスが出るってことなんです。
色々な成績の受験生が受験するのが国家試験ですが、他者を気にせず、己を見つめる精神的な強さは全受験生に必要だと思う今日この頃です。
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