さて、みなさんは勉強する前に計画を立てていますか?
計画を立てている人、立てていない人。
立てている人の中でも細かく立てている人もいれば、おおざっぱな計画の人もいるでしょう。
そこで、よくある質問。
「勉強計画通りにいかなくて・・・どうしたら良いでしょうか?」
多いんですよね、この質問。
勉強計画通り進み過ぎて、逆に怖いくらいでどうしましょうか?、なんて質問がきてくれると楽なんですが、そんな受験生は滅多にいませんから、しょうがないですね。
勉強計画通りにいかない→こりゃまずい→国家試験不合格、といった連想が起こるのは当然なわけで、計画通りに進まないと不安になっちゃう気持ちはよくわかります。
でも、計画通りに行かないのは、実は「普通」なんです。
さっきも書きましたが、計画通りに行く方が希なんですから。
ボクシングで考えてみましょう。
試合をする対戦相手の研究をし、それを踏まえて練習計画を立て、試合に臨みます。
相手のことを何も研究せず、練習するボクサーはいませんよね(だから、勉強計画を立てない受験生は、論外です)。
さて、いよいよ試合当日。
計画通りの作戦を実行しようと挑みますが、当然相手も計画を立て練習してきたわけですので、計画通りにすべての攻撃が当たったり、相手の攻撃を計画通りにすべてかわせるなんてことはありません。
そんなとき「計画通りに行かないんですけど・・・」と不安になるボクサーがいるでしょうか???
いませんね。
ですから、勉強計画通りに行かないんですけど・・・と不安になる必要性はないということです。
計画通りに、作戦通りに行かないのはボクサーにとって、いたって普通。
まさに想定内ってやつです。
計画通りには行かなかったけど、計画通りに行ったところもある。
じゃあ、うまく計画通りにいった攻撃や防御はそのままやろう。
計画通りに行かなかった攻撃や防御は、臨機応変にその場で修正し、どうにか対処しよう。
そう考えて、ボクサーは試合を続けるのではないでしょうか?
勉強計画も同じです。
計画通りに行ったことは、計画を立ててよかった、よしこのまま行こう!と考えて終わり。
計画通りに行かなかった箇所は、すぐに計画を修正したり、臨機応変に対応して終わり。
やることは決まってるわけです。
勉強計画通りに進みたがる受験生が多いですが、計画は計画通りに行かないことをわかっていて、計画を立てているのです。
勉強でも、仕事でも、人生でも、いつでも予定外、計画外は起こりますよ、そりゃ。
そこで臨機応変に対応していくしか、ないんです。
計画を立てるのは、計画通りに行くためではないんです。
計画を立てるのは、臨機応変に対応する能力を身に着けるためなんですよね。
計画を立てておいたから、うまくいかないときの対応を身につけられるんです。
計画を立てておかなかったら、うまくいったか、いってないかの判断すらできないんです。
今からでも遅くありません。
ぜひ、勉強計画を立て、臨機応変に対応できる能力を身に着ける練習をしましょう!
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