スポーツではよくあることですが、大本命が負ける、いわゆる大番狂わせ、ジャイアント・キリングが起こります。
最近ではサッカーのワールドカップで大本命のチームが予選や決勝トーナメントで負けていきました。
これには様々な要因がありますが、その一つが楽勝ムード、要するに油断がありますよね。
ま、大丈夫だろうという考え。
これが根拠があれば良いのですが、ときに大丈夫に何の根拠もないことがあるわけです。
相手を過小評価したり、自分を過大評価したりして、楽勝だと油断しちゃうんでしょう。
実は獣医師国家試験も同じでして、合格率が高かった年の翌年や、試験問題の難易度が低かった年の翌年の合格率が下がっちゃうんです。
これを楽勝ムードの落とし穴と名付けましょう。
とくに現役生、気を付けてくださいね。
あの先輩で受かるんなら楽勝じゃん、なんて思うのは勝手ですが、同じ問題で受験するわけじゃないですから。
もちろん来年2月に行われる第70回獣医師国家試験の問題が第69回獣医師国家試験以上に難易度が下がり、合格率がさらに上がることもありえます。
ということは、それとは逆に第70回獣医師国家試験の問題が第69回獣医師国家試験以上に難易度が上がり、合格率が下がることもあるえるわけです。
難易度が上がるのか、下がるのか、それとも真ん中なのか、それを予想したいのはやまやまですが、こればっかりは正直、わかりません(笑)。
でも、考え方はアドバイスできます。
「最悪を想定して行動しましょう」ってことです。
第70回獣医師国家試験の難易度が低いと想定して行動し、本番が難易度の高い問題だった時は撃沈します。
そりゃ、そうですよね、対応できるわけがありません、
逆に第70回獣医師国家試験の難易度が高いと想定して行動し、本番の難易度が低かった場合は楽勝で合格します。
そりゃ、そうですよね、高い難易度にあわせて一生懸命勉強したんですから、面白いように問題が解けますよ。
第69回獣医師国家試験問題の難易度が低く、合格率が高かったことで、来年の第70回獣医師国家試験が心配です。
みなさん、楽勝ムードには流されないようにしましょうね。
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