さて、巷ではボクシングだの、チアリーディングだの、裏口入学だの、台風だのと大変です。
その中でも注目したのが某医大の「女子受験者への差別」問題。
ま、簡単にいいますと女子受験者がなるべく合格しにくくなるように操作してたそうな・・・。
で、それを公表せずに受験生を募り、受験料をいただいていたそうな・・・。
そりゃあ、誰が聞いたって、まずいですよねえ。
このニュースを見てたら、「おお、これはブログに書かねば!」と思っちゃいました。
そう、あれですよ。
獣医師国家試験の受験生の間で長年にわたりささやかれている・・・・
「既卒の受験者は一律減点される」「何回も受験している受験生は減点される」「既卒の受験者の合格ラインは新卒より高く設定されている」などなどの都市伝説ですよ。
ご安心ください、これらはもちろん全部ウソ!
根も葉もない、デタラメですから。
2018年現在、要するに第70回獣医師国家試験の合格基準は数年前から同じで必須問題7割以上、かつ学説と実地の合計が6割以上となっています(詳細は農水省のホームページで確認してね)。
冷静に考えましょう。
私立の医大がある特定の受験生を合格させようと、または不合格にさせようと裏で操作していただけで、世間は大騒ぎなんですよ。
それが国家試験でやったら、どうなるか考えてみてください。
これ、農水省、解体されちゃう一大事件、前代未聞の不祥事ですよ。
やるわけないじゃないですか。
ね、そうですよね、農水省のお役人さん。
やるなよって脅しているわけじゃないですけど(笑)、人生棒に振るようなことするわけないですよねえ。
獣医師国家試験の合否基準は公表されているものがすべてで、裏で操作なんかしてません。
外国の受験生も、既卒者も、変な都市伝説、デマに踊らされず、公表されている合否基準を目標に頑張りましょうね!
あ、そうそう。
これはホントなんですけど、獣医師国家試験に限らず、国家試験も世の流れに応じて変革、改正をしないといけません。
数年前には案として「受験回数制限を設けるべきでは」とか「医師国家試験と同じく禁忌の選択肢を導入したら」なんて意見も出ていて、その時点ではすべて不採用となっていて、もちろん今もそんなルールはありません。
でも今後、獣医師のレベルが低いと世間の皆様に思われてしまうような事件等がたくさん起きれば、いずれそういったルールを導入するときがくるかもしれません。
ですから、やっぱり国家試験は合格できるときに、しっかりと合格しておきたいものです。
また、皆様に活用していただいているVシステムや楽々のシステム、これって試験用のシステムなんですけど、将来的には国家試験などの受験もパソコンやタブレット受験になるのでは、なんて考えられているの知ってましたか?
ま、実際に獣医学共用試験CBTはタブレット受験してるわけですし、国家試験でもできなくはないんです。
国家試験の実地でエックス線写真の問題以外に、最近はエコー像の問題が必ず出題されていますけど、そもそもエコーはエックス線に比べて動きが見えるのが利点の一つなんですよ。
CBTで試験をやると、実はエコー像を静止画ではなく動画で出題できちゃうんですよね。
それから聴診の音も聞かせちゃうこともできるんですよね。
すぐに国家試験がそうなるというわけじゃないですが、将来的にはそうなるのは自然の流れと思います。
ま、だから先を見越してVシステムや楽々をご提供しているわけですし。
獣医学共用試験のCBTより何年も前に、国試研の方が先にCBTによる全国模試を行っていたことでも、先を見る目があるんじゃないかなと思っています(うぬぼれですけどね)。
結局、結論としては第70回獣医師国家試験に必ず合格しておきましょうってことです。
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