いやあ、なんか今年はスポーツ界から濃いキャラの方がたくさん出てきて、話題に事欠きませんねえ。
どれも社会の縮図のような問題をはらんでいて、おそらく日本中の至る所で共通する問題なのだと思います。
基本的にテレビはほとんど見ないのですが、気になったネットニュースなどはテレビで確認するようにしています。
文章で読んだだけと、実際に本人がしゃべっている様子を見るのとは、結構温度差があるからです。
で、前述の濃いキャラの方々はみな、テレビで見るとものすごく印象が悪いですね(本人と直接お話していないので、印象です)。
そうすると世論は「悪の権化」「ボスキャラ」「諸悪の根源」なんて感じで叩きまくるのですが、ひねくれ者の私はついつい逆に考えてしまうことがあります。
「諸悪の根源のような人物がいるから、組織が腐っている、だから諸悪の根源を排除すれば組織は良くなる」というのが一般的な捉え方ですよね。
でも逆にも考えられるはずです。
「最初に組織が腐っていたから、その組織を利用して悪がのさばり、諸悪の根源のような人物が生まれた」という考えです。
ある日突然、マリオの世界でいえばクッパのようなボスキャラが天から降ってきたなんてことはありません。
その組織に突然、悪のボスが登場したわけではないと思うのです。
悪がはびこるような風潮が、もともとその組織にあり、それを長年放置したからボスが君臨し続けたという見方もできるんじゃないでしょうか。
だとすると、ボスを排除するだけじゃ問題は解決しないんですけどね。
どっちが正しい、間違っているという話ではなく、あくまでもどっちも考えられるよね、両方をちゃんと考えて検討しましょうってことです。
で、本題です。
獣医師国家試験が終わり、不合格になった学生の多くが「忙しくて勉強する時間が足りなかった」と言います。
聞くと、なるほどね、そりゃしょうがないねって思えますが、逆に考えることもできますよね。
じゃあ、暇なときには勉強してたのかって疑問です。
厳しい言い方ですが、多くの学生がNOということになるでしょう。
要するに、暇な時に勉強せず、先送りにしてたら忙しくなって、勉強時間が無くなったが正解じゃないでしょうか。
試験問題を解く際にも、逆から考えることは大切です。
出題者の立場から問題をみたりするのも、立派な受験テクニックですから。
ちなみに、こういった逆に考えるテクニックを普段使いこなしている人は、時間がなかったなんて言い訳はしないんですよね。
普段から一方的な自分に都合の良い考え方ばかりしていると、人間は成長しないし、試験も落ちるってことです。
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