今日、スマホでニュースを見ていたらちょっと気になるタイトルがありました。
「都立高校に受験のプロ参入 教育機会格差の是正なるか」というタイトルで、内容を簡単に言えば都立高校2校に民間の塾講師が来て授業をするという内容でした。
ネットではこの記事を読んだ人の大半は効果に懐疑的なようで「効果は出ない」「税金の無駄遣い」「無駄」といった意見が出ていました。
賛否両論あって良いと思いますし、何もせずにいるよりも、やってみないとわからないことも多いので、個人的には「とりあえず面白そうだから、やってみたら」と思っています。
効果があるのか、ないのか、何をもってして効果があったかを評価するのかなど問題点はたくさん見えてきますが、税金の無駄遣いになるのはやりっぱなしだと思いますので、今回の効果の検証結果を楽しみにしたいと思います。
で、本題です。
実は今年、ある大学の6年生に対してお話をする機会をいただきました。
とにかく勇気のある決断であったかと推測します。
ですから大学様の勇気ある御決断には感謝と敬意を表したいと思います。
要するに大学に受験・国試のプロとして呼ばれたということなのですが、ネットニュースと同じく「効果は出ない」「無駄」などと言われないように、ここでプロとしてまじめな話を少ししたいと思います。
受験のプロ、国試のプロというと、受験テクニックを教えてくれる、わかりやすく教えるというイメージかもしれませんが、それは出来て当たり前で、いたって普通だと思います。
本当のプロは「考え方」を教えるものだと思っています。
大学受験予備校で高額な講師料をもらっている方、全員の講義を拝聴したわけではありませんが、おそらく(予測で申し訳ない)物事の考え方を教えていると予測します。
そうじゃないと人気講師になれないんじゃないでしょうか?
受験生は結局、勉強という行動をするわけですが、結論から言いますと、受験生であっても勉強をちゃんとする人もいれば、しない人、つまり行動しない人もはっきり言っているんです。
しょせん講義はきっかけに過ぎず、勉強の大半は個人で行う学習です。
その個人で行う学習の仕方に影響を及ぼす講義をするから人気講師なんだと思います。
考え方を変えると行動が変わる。
逆に言うと、考え方が変わらなければ行動は変わらない。
よい講師は考え方を変えてくれる、だから聞いた学生の行動が変わり、結果が変わる。
悪い講師はテクニックだけ教えるだけなので、行動は変わらない=結果は出ない。
頑張って勉強だけすればよいと思って国試勉強すると成績は上がらないことがあるのですが、その要因の一つが考え方が変わっていないからだと思っています。
私が大学で1回だけ話をして、何ができるのか、何が変わるのかは私が話す、伝える内容で決まることでしょう。
今から、当日が楽しみです。
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