新型コロナウイルス感染症で、大変です。
言いたいことは、たくさんありますが、前向きに考え、建設的な仕事をしようと思います。
さて、ちょっとゴタゴタしましたが、2020年2月実施、第71回獣医師国家試験の必須問題の解説ができあがり、Vシステムへの搭載が終わりました。
すでに、多くの方がVシステムにお申し込みいただいているのですが、明後日4月1日00:00から利用開始に間に合いました。
早速、ご活用ください。
そこで、毎年恒例ですが、過去問を振り返ってみたいと思います。
学説と実地はまだ詳しく目を通したわけではないので、必須だけ振り返ります。
結論からいいますと、必須問題は簡単でした。
倫理問題というか、対応問題というんですかね、獣医師としてどう対応すべきでしょうか?という問題が少し増えました。
中には、倫理・福祉の観点と法的観点とを絡めたおしゃれな問題もありました(作問した先生、えらいです)。
この対応問題、結構作問するの大変なんで、問題数が増えたということは、作問者の努力のたまものです。
しかし、ネタとしては無限にあるネタではないので、ネタとして10年後には底をつきそうで、マンネリ化が心配ですね。
でも、受験する側としては、ラッキーでしょうから、歓迎ですかね。
ここからは、国試研の少し宣伝になるので、お嫌いでしたら読まないでください。
倫理・福祉・対応問題以外は、ほぼ過去問をバッチリやりこんでおけば、楽に正解できた問題でした。
とくに奇をてらった問題があったわけではありません。
Vシステムと楽々でガンガン正解できる実力があれば、どこかで見た問題だと思い、楽勝と感じたことでしょう(同じような問題ばかりですから)。
国試研の製本テキストの疫学、お風呂ポスターの内容も当然ですが、普通に出題され、まじめに勉強していれば楽勝です。
改めて、宣伝ぽくなってしまいますが、必須問題に関しては、Vシステムと楽々で絶対に合格できますね。
ほぼ同じ問題ばかりです。
もちろん直前にやった全国模試の類似問題も散見されています。
で、注意していただきたいのが、豚コレラ=豚熱(CSF)です。
これは、ちょっと衝撃的だったんです(たぶん、誰も衝撃じゃないんでしょうけど)。
国家試験では、毎年、直近の法改正や出来事・事象は出題しないのが通例なんです。
現役生は、法改正すると、すぐギャーギャー出る出る言うんですが、基本すぐには出ません。
理由は、法改正が悪改正のことがあるからです。
少し、様子を見て、法改正をし、施行後にも少し様子を見て問題なさそうなら出題するのが通例です。
同じ理由で、直近の出来事も、実は事実は異なったなんてこともあるので、念のためすぐに出題しないのが通例です。
これは、獣医師国家試験に限ったことではなく、医師国家試験、歯科医師国家試験、薬剤師国家試験など、医学系国家試験に精通している国試研だから知っていることです。
で、その通例、いわゆるお約束が今回、くずれました。
だから、衝撃的だったんです。
豚コレラ(豚熱)対策として、ヘリコプターで野生イノシシにワクチンを使ったのは、つい最近なんですが、まさかそこを問われるとは・・・。
まあ、それほど清浄国をキープしていたのを崩され、感染拡大したのが衝撃的だったんでしょうね。
今後は、こういったケースも想定して、全国模試問題を検討したいと思います。
では、みなさん、コロナウイルスに負けず、勉強がばりましょう。
国試研の学習システムは、自宅でできます。
感染症対策として完璧ですから、ぜひご利用くださいね!!!
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