さて、いよいよ新しい年度の始まりです。
Vシステム、楽々、ベリランなどの学習システムは予定通り4月1日からご利用開始となっていますので、ぜひご活用ください。
さて、先日行われました第72回獣医師国家試験の振り返りですが、今日は学説問題を振り返ってみます。
ちなみに、先ほどVシステムに第72回国試学説問題の過去問搭載が終わりました。
必須、学説ともに4月1日から利用できます(手前味噌ですが、はやいですねえ)。
学説問題全体としては、可もなく不可もなく、難易度は平均的かなと。
出題確率の高い知識をいかにして確実に正解できるかで合否が決まるという問題だと思います。
試験後には印象に残った、解けなかった、迷った問題が記憶に残りやすいのですが、改めて振り返ると、お約束問題がきちんと出題されています。
まあ、ちょっと変な問題もありましたが、160問もあれば数問はしょうがないですね。
第73回の獣医師国家試験を受験予定の皆さまにはとにかく「出題確率の高い知識を確実に覚えること」を徹底してほしいです。
ここからは宣伝になります!!!
学説問題で出題確率の高い問題は、結局Vシステムや楽々に搭載されている問題なので、当然のようにたくさん的中していました。
ここでは、これは自慢しても良いでしょ?という問題をご紹介したいと思います。
学説Bの問11、プリオン不活化の問題ですが、第9回の全国模試で出題した問題とほぼ同じです(時代を先取りしすぎましたね)。
この問題はVシステムに搭載してありますので、どこかで見たなあと思った方もいたと思います。
同じく学説Bの問28、問29、問34、問36、問37、問40、問51も以前に行った全国模試の問題とほぼ同じでしたね。
でも・・・以前に出題した問題ではしょうがないじゃん、直前の全国模試で的中した問題はないの?
ということで、第72回獣医師国家試験の1カ月前に実施した国試研・第15回全国模試の予想問題の的中を見てみましょう!!!
まずは学説B問79、魚病の問題です。
15回全国模試の問題では「粘液胞子虫性感染症と特徴的所見の適切な組み合わせはどれか。」という問題で、解説が「旋回病では頭蓋骨や脊椎骨の変形、筋肉クドア症では重度の筋肉融解「ジェリーミート」、粘液胞子虫性側弯症では脊椎湾曲、鰓ミクソボルス症では大型シスト形成により鰓蓋が押し上げられる(頬腫れ)、腎腫大症では左右非対称な腹部の膨満が特徴的です。」でしたが、しっかり復習していれば楽勝でしたね。
お次は学説Aの問11、解剖の問題です。
正解の選択肢は「頂(クプラ)は半規管の膨大部稜でみられる」だったのですが、実はこの「クプラ」というキーワードは第58回からの国試過去問から今まで一度も出題されていない単語なのです。
つまり、過去問だけやっていた方には、消去法でたどり着く以外に正解する方法はほとんどなかった問題だったわけですが、全国模試の受験生にとっては楽勝でした。
なぜなら第15回全国模試の解剖の問題が「半規管の膨大部にあり、感覚毛を覆うものはどれか」で、正解外「クプラ」だったのですから。
そろそろ、ここら辺を出題してくるかなという予想が的中するのはうれしいですよね。
ちなみに全国模試では、当然正答率がよろしくなかった問題でして、そんなの知らねえよと思ったか、ちゃんと覚えようと思ったかで運命は決まるわけです。
最後は完全的中問題です。
学説A問31の薬理の問題、100%完全的中です!!!
残念ながら、第13回の全国模試の問題なんですが、設問文、選択肢、正解もすべて完全的中です。
まあ、これは偶然ではなく、理由がちゃんとあるのですが、それは秘密ということで。
国試研だからこそできる完全的中だったとしか言えませんが、Vシステムに搭載してあった問題なので、同じだと思った方はいたはずです。
第16回の全国模試も、ズバズバ的中させますので、ご期待ください!
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72回チルドレン (水曜日, 07 4月 2021 08:41)
新型コロナ関連の出題について、分析した内容のコメントがあればいただけると幸いです。